外付けSSDの選び方|速度とバックアップの注意点
TechnoJB編集部|2026年10月16日確認|公開資料に基づく購入ガイド

結論:外付けSSDは「最大速度」より、接続する機器・ケーブル・保存したい量で選ぶ。大切なデータを1台だけに預けないことも同じくらい重要です。
USB-Cの形だけでは速さが決まらない
USB-IFが示すUSB 3.2の通信速度には5・10・20Gbpsがあります。SSD本体のほか、パソコンやスマホの端子、ケーブルも同じ速度に対応する必要があります。つなげば動く場合でも、最も遅い部分に合わせた速度になるため、「SSDは20Gbps対応」だけでは購入判断ができません。
SSDの対応速度 → 接続先の端子 → ケーブルの対応速度
どれか一つが遅ければ、速いSSDの性能を使い切れません。
商品ページで見るポイント
- 容量:いま保存する量に加え、動画などで増える分を考える。容量が足りなくなるたびに買い替えると高くつきます。
- 速度の表記:「最大読み出し」と「書き込み」は別。長い動画を書き込むなら、必要な持続書き込み速度も確認します。公称の最大値が常に続くとは限りません。
- 接続:手持ちのパソコン・スマホの端子と、付属ケーブルの仕様を見る。USB-Cという見た目だけで高速転送を期待しない。
- 保証と管理:販売元、保証内容、対応する機器、暗号化など必要な機能を確認する。
iPhoneでProRes動画を直接撮るなら
Appleの案内では、対応するiPhone 17 Pro・16 Pro・15 Pro各モデルで外付けストレージへProResを直接記録できます。標準カメラアプリで4K/60fpsを使うには、外付けストレージの書き込み速度が毎秒220MB以上、最大消費電力が4.5W、ケーブルがUSB 3の10Gbps以上などの条件があります。保存形式はexFATで、パスワード暗号化された機器は対応しません。SSDの「最大読み出し速度」だけで適合を判断しないでください。
バックアップ目的なら、速さよりコピーの数
外付けSSDは持ち運びやすい反面、紛失や故障に備える必要があります。仕事や思い出のデータは、PCからSSDへ移しただけで元データを消さず、別の場所にもコピーを持つことを検討してください。米国CISAも、外付けドライブを使ったバックアップを、作業中以外はつなぎっぱなしにしないよう案内しています。
編集部の判断
写真や文書の持ち運びが主目的なら、必要容量と接続先に合う速度を先に決める。動画を直接録画する用途では、端子・ケーブル・持続書き込み・給電条件まで確認する。最高速モデルに余分なお金を払っても、接続先が対応していなければ価値を取り出せません。
評価方法:実機で転送速度や耐久性を測定していません。参照:USB-IF・USB 3.2、USB-IF・USB4互換性、Apple・iPhoneのProRes、CISA・外付けドライブのバックアップ。2026年10月16日確認。
