Raspberry Pi 5購入前ガイド|必要な周辺機器とPi 4との違い
TechnoJB編集部|2026年10月16日確認|実機未使用・公開資料による評価

結論:小さなPCを自分で組んで試したい人には魅力的。ただし本体だけでは始められず、電源・冷却・ケースなどを含めて選ぶ必要があります。
何ができる製品?
Raspberry Pi 5は、基板1枚にCPUや端子を載せた小型コンピューターです。公式仕様では2.4GHzの4コアArm Cortex-A76、USB 3.0端子2つ、ギガビット有線LAN、Wi‑Fi、2画面の4K/60Hz出力に対応します。メモリーは複数の容量から選べます。工作、プログラミング、軽めのデスクトップ用途など、用途に合わせて周辺機器を組み合わせる製品です。
良いところ
- 前世代からの性能向上:メーカーはRaspberry Pi 4比でCPU処理が2〜3倍と説明しています。ただし、これは公式の説明であり、編集部で測った数値ではありません。
- 拡張しやすい:40ピン端子、USB、カメラ・ディスプレイ用端子、PCIe 2.0 x1などを備えます。M.2 SSDを接続するには別売りのアダプターが必要です。
- 小型でも画面を2台つなげる:公式仕様は2画面の4K/60Hz出力に対応。対応ディスプレイとケーブルは別途用意します。
買う前に知っておきたい弱点
- 本体価格だけで予算を決めない:電源、記録用のmicroSDカードやSSD、必要ならケース・冷却ファン・映像ケーブルも購入候補です。合計額を確認してください。
- 電源の条件が厳しめ:メーカーは品質のよい5V/5AのUSB-C電源を推奨。5V/3AではUSB周辺機器への電力が制限されます。手元のRaspberry Pi 4用電源をそのまま使えるとは限りません。
- 熱とケースの相性:高負荷時は能動的な冷却が性能維持に有利。Raspberry Pi 4用の公式ケースには収まりません。
- 設定の手間:一般的な完成品PCのように、買ってすぐ何もせず使える構成ではありません。OSの準備や周辺機器の選択を楽しめるかが分かれ目です。
□ 電源は5V/5Aに対応するか
□ 記録媒体、ケース、冷却、映像ケーブルを含めた総額はいくらか
□ 使いたいソフトや周辺機器がRaspberry Pi 5で動くか
Pi 4からどれくらい速くなった?
Raspberry Pi公式のGeekbench 6.2測定値を比べると、Pi 5のCPUスコアは1コアでも複数コアでもPi 4の約2.2倍です。下の棒は各項目でPi 4を100%とした比較です。
CPUスコア比較 (高いほど速い)
1コアで処理
複数コアで処理
出典:Raspberry Pi公式の測定。Pi 5は4KBページ設定の数値。これはメーカーが行ったCPU測定で、TechnoJBによる実機測定ではありません。アプリや冷却条件によって実際の差は変わります。
Raspberry Pi 4から替える価値は?
公式仕様ではPi 4のCPUは1.8GHzのCortex-A72、Pi 5は2.4GHzのCortex-A76です。処理能力を上げたい、Pi 5の拡張端子を使いたいなら候補になります。いまのPi 4で用途を満たしているなら、電源やケースの買い直しを含めて判断したいところです。
向いている人・見送ってよい人
向いている:工作やプログラミングを試したい人、小さなLinux PCを自分で組みたい人。
見送ってよい:設定なしで使える完成品を求める人、周辺機器を含む費用をまだ確認していない人。
編集部の判断
Raspberry Pi 5の強みは、小さな基板で幅広い用途を試せることです。弱点は、必要な周辺機器と設定を見落とすと、想定より費用や手間が増えること。「安いPC」という印象だけで買うより、やりたい用途から必要な一式を決めるのがよいでしょう。
あなたの実測結果も教えてください
この製品を使っている方は、下のコメント欄に測定結果を残せます。数値だけでは条件が分からないため、できれば次の項目を添えてください。
機種:Pi 5/Pi 4、メモリー容量
冷却:ファン・ケースなどの構成
OSと測定ソフト・バージョン
結果:1コア/複数コアのスコア
使ってみた感想:速かったこと・困ったこと
ご自身で測った結果か、体験した内容を書いてください。住所や連絡先は本文に載せないでください。読者の投稿は編集部による検証済みデータではありません。機種や条件の違う数値を、同じ条件の比較として扱わないようにします。
評価方法:実機の購入・測定はしていません。製品仕様と公式案内から購入判断に必要な点を整理しました。実際の速度、発熱、消費電力、販売価格は検証していません。参照:Raspberry Pi 5公式製品ページ、公式セットアップ資料、Raspberry Pi 4公式仕様(2026年10月16日確認)。
